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魍魎の匣




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魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)
「魍魎の匣」京極 夏彦 (著)


「魍魎の匣」(もうりょうのハコ)。京極ワールドだ!

箱を祀る奇妙な霊能者。
箱詰めにされた少女達の四肢。
そして巨大な箱型の建物――

箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。

探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。
果たして憑物(つきもの)は落とせるのか!?

日本推理作家協会賞に輝いた超絶ミステリ、妖怪シリーズ第2弾。

本作のみでも十分に楽しめますが、前作を読んだほうが、関係者のつながりがより深くわかって、お勧めです。

ここでもやはり飛ばし読みは厳禁です。
話についていけなくなります。
しかし、きちんと読んだ人には優しいです。

猟奇性の強い作品なので、バラバラなどに抵抗のある人にはお勧めできないかもしれないですが、物語としては秀逸で大変読み応えがある内容なので、興味のある人は是非♪

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葉桜の季節に君を想うということ




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葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
「葉桜の季節に君を想うということ」歌野 晶午 (著)


「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。
そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして―。

あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本です。

2003年に発表した『葉桜の季節に君を想うということ』で、第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞。


タイトル買いした人のことはともかく、ミステリ史上に残る傑作であることは間違いない。
これほど騙された作品は、しばらくなかった。
トリックといい、テーマといい、こんなんありかよ、と叫びたくなってしまう。
 
ともかく、先入観なしに読んで欲しい一冊だ。
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半落ち




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半落ち (講談社文庫)
「半落ち」横山 秀夫 (著)


「妻を殺しました」。

現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。
動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。
梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは―。

日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。


妻を殺して自首してきた現職の警察官が、どうしても隠さなければならない「空白の2日間」の真実とは。

色々物議が醸されている作品だが、個人的にはとても好きだ。
「オチ」の部分は確かに現実味はないかもしれないが、梶警部の心情を想うと理屈抜きで泣ける。
ミステリーとしてどうこうというよりも、最後に見る「人間の優しさ、あたたかさ」に心から感動させられた。

刑事、検事、記者、弁護士、裁判官、そして刑務官、それぞれの異なった視点で語られる6つの章で構成されている。
各々が全うしなければいけない職務と義務、そして交差する様々な思惑、 これらの人物が展開する人間ドラマだけでも非常に読み応えがあった。
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屋上ミサイル




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屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)
「屋上ミサイル」山下貴光 (著)


『このミステリーがすごい!』大賞2009年第7回大賞受賞作。

大統領がテロ組織に拉致監禁されるという大事件がアメリカで発生していたものの―日本の高校生たちにとって、それは遠い国の出来事だった。
それよりも、もっと重要なことがある(それは何だ?!)。

例えば、校舎の屋上でスケッチをすることだとか。
美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。
そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。

屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で“屋上部”を結成することになった四人。
屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。

それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた・・・・・・。


屋上に持ち込まれる謎=屋上の平和を乱すもの、として 屋上を守るため4人は力を合わせ謎に立ち向かう。
泣きあり笑いありの非常に気持ちのいい青春ミステリでした!


主人公たち屋上部のメンバーが、ミステリーなのに素晴らしい青春くささを出してくれています。
屋上部が躊躇いもなく事件に踏み込んでいく姿は爽快感すら与えてくれます。


買って損はないかと思います。 しっかりと楽しめました。
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永遠の仔(1)




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永遠の仔〈上〉

「永遠の仔」天童 荒太 (著)


再会は地獄への扉だった。
十七年前、霧の霊峰で少年たちが起こした聖なる事件が、今鮮やかに蘇る―。

山本周五郎賞受賞作から三年余。
沈黙を破って放つ最高傑作ミステリー。


幼少期のトラウマを抱える主人公たちの深い深い物語でした。

作者の文章力のためでしょう、あっという間に読み終えてしまいました。
そして読んだあとは、脱力感が強く残ります。

自分の幼い頃を振り返ると、やはり主人公たちのように、大人の目を常に意識して行動していたような気がします。
そんな自分自身のこと、そして昨今の子供をめぐる様々な事件についても思いを馳せずにはいられません。

本の表紙となっている船越桂さんの彫刻も印象的で、この小説の存在すべてが私にとって忘れられない存在となりました。
 

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