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★どんでん返しが凄い!衝撃の結末のミステリー小説『夏と冬の奏鳴曲』麻耶雄嵩 (著)

首なし死体が発見されたのは、雪が降り積もった夏の朝だった!

20年前に死んだはずの美少女、和音(かずね)の影がすべてを支配する不思議な和音島。

なにもかもがミステリアスな孤島で起きた惨劇の真相とは?

メルカトル鮎の一言がすべてを解決する。

新本格長編ミステリーの世界に、またひとつ驚愕の名作が誕生!



絶海の孤島、風変わりな人々、奇怪な出来事、そして殺人…。

物語は、本格ミステリという階段を一段一段上っていくかのように展開する。

そこに突然訪れる、段から足を踏み外すような悲劇。

それに耐えながら必死で上り詰めた先に待っていたのは、解決という素晴らしい景色…ではなかった。

確かに謎は氷解し、主人公は何も失わなかった。

それでもなお、理不尽な謎が残り、呆然とするような喪失感が残ったのだった。

それは同時に、主人公が「大人」になったということなのだろう。

ミステリという枠組みでは星2つがせいぜいだが、青春小説としては星5つ以上だと思う。


雑誌編集者の如月烏有は、助手で女子高生の舞奈桐璃と、日本海に浮かぶ 孤島「和音島」で行われる、ある人物の二十周忌の取材に行くことになる。

真夏に雪が降り積もった朝、彼らは断崖のテラスで島の主の 首なし死体を発見するのだが、周囲には誰の足跡もなかった……。


著者のみならず、九十年代初頭における新本格最大の問題作。

著者が示した解法は、あまりに奇想天外であるため、 生真面目なミステリ読者には到底受け入れられず、非難と嘲笑の的となると思います。


それにも増して読者を唖然とさせるのは、ヒロインの舞奈桐璃でしょう。

萌えキャラ的人物造型であるため、年配の読者には、それだけで生理的嫌悪の 対象だと思われますが、それのみならず、終盤には彼女にまつわる不可思議な 秘密が、十分な説明を伴うことなく、唐突に明かされることになります。


バリバリのアンチミステリ。

謎が謎を呼び、物語の後半から驚愕する展開の連続。 

著者は読者にどれだけのレベルを望んでいるのだろうか。

張り巡らされた伏線。

明示されない謎解き。

読み終わった瞬間唖然とした。

こんな作品がまかり通るのか。 

しかし、面白さは秀逸。

ページをめくる手がとまらない。
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★衝撃の結末のミステリー小説『GOTH―リストカット事件』乙一 (著)


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面白くて、驚愕のおすすめミステリー小説『GOTH―リストカット事件』乙一 (著)   


森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。

学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物に行くことを決めた…。

触れれば切れるようなセンシティヴ・ミステリー。


素晴らしい! 傑作です。

人によって好みが分かれる本だと思いますが、僕の中でベスト入りした本です。

主人公は殺人現場を歩いたり猟奇殺人などの記事を集めるのが趣味な男子高校生。

だからと言って気持ち悪い話なのかと言ったらそういうわけでもなく、なんとなく夢を見ているような不思議な気分になります。

確かに死体の描写は生生しいところもありますが、それ以前に話が面白いのです。

そして乙一さんと言えばやはりラストのどんでんがえしですよね。

くやしいことに、最後の「声」ではまんまとやられました。

先を読もうとすると返って読めないんですよね。

まだ乙一さんを知らない方も、この本を読んでいない方も、是非お勧めです。

一度はこのどんでんがえしで悔しい思いをしてみて下さい。きっとハマります。


リストカット事件や色々なお話があって、それぞれ別々のお話ではあるのですが読み進んでいくうちに一本につながってくる。

色んな登場人物の目線から書かれているので読み応えもあって、ただ恐い話だけではなくて、恐さや残酷さや奇妙な関係の中にも切なさややさしさも感じられる一冊だと思います。

狂気の中にいる人間の心の一部分を覗かせてもらったような感覚もあり、本当にただ恐い話の本ではないと思います。 オススメ!!


異常殺人に深い関心を抱く主人公。

しかし自ら犯すわけではなく、犯人を突き止めて警察に突き出すわけでもない。

ただ見たい。

ただ知りたい。

その欲求の元に動く、限りなく黒に近い傍観者。彼が見つめるものは恐ろしいが、その瞳自体もまた恐ろしい。

けれども、読み手を強く惹きつける。

プロットがしっかりしていて、結末へと結びつける伏線が見事。

ミステリーに興味のある人には、是非読んでもらいたい。

(僕は我が家の次女から薦められて本書を読んだ。素晴らしい作品を教えてくれた娘には感謝している。)
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★どんでん返しがすごい衝撃の結末のミステリー小説『ハサミ男』殊能 将之 (著)

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新感覚ミステリの傑作

ハサミ男=美少女連続殺人鬼。

死体の首には鋭く光るハサミが一丁!

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

3番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。

自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。

「ハサミ男」は調査をはじめる。

精緻にして大胆な長編ミステリの傑作!


うん、面白かった。

トリックの切れ味自体は確かに賛否両論かも知れない。

ただ、それを差し引いたとしても十分に評価できると思う。

自殺願望を抱きながら、一方で連続殺人を犯すハサミ男。

そんなハサミ男が、次なる事件を起こそうと思った矢先、自分を真似た何者かにターゲットが殺害されていた。

そして、その犯人を調査しはじめる。

展開そのものはかなりトリッキーなものの、読みやすい文体で書かれているし、猟奇事件を扱うマスコミなどというものへ対する社会風刺的な部分もある。

それでいて、随所にユーモア溢れる表現が出来ており、ニヤリと思えるところも多い。

良い作品だと思う。



主人公ハサミ男が面白い。

言葉の端々からうかがえる、高度な知性。

自殺願望と殺人願望の狭間で揺れ、どこかユーモラスでありつつも、内に抱える深い闇。

殺人動機や医師とのきっかけなど最後まで明かされないが惹きつけられる物があるキャラである。
 
ハサミ男の犯行そのままの、周到な罠がある。

終わりの方でえっ!となる。

騙されてびっくりしなかった人がいるのだろうか。

再読してみたが実は無駄のない文章で良くできている。

 
前評判通り、面白かった。

スタイリッシュでトリッキー。

これは二作目を期待するようになる。

私は殊能作品で最後(?)に読んだので、読む前は実はハサミ男が特別良かっただけで筆者は凡庸なのかなと思っていた。

実際に読んでみると・・・これがデビュー作っていうのはやはり只者ではない気がする。

これ以降の作風で、賛否両論になったのがわかった。



読んでる最中、何処に伏線が?何処で騙される? と、疑心暗鬼で読み進める。

それにしても、色々な方法で自殺を試みるハサミ男。

失敗を繰り返しながら、次の章では 懲りもせず又新たな方法で 自殺を何度も繰り返す姿が、どこかユーモラスで滑稽だ。

そのたびに、医師に窘められ、バカにされるというのに。

理由があるようにも見えず、何のために自殺しようとするのか?

何のために、人を殺すのか?

自暴自棄になってる訳でもなく、ただ空虚な世界が広がってる。


理由など無いのかもしれない…

文章の中で、「人は、無理やりにでも理由を探して安心する」と言う様なことが書いてあった。

うーん、成る程…。


そして、しっかりと騙されました。

最後の方で「え??」最初は意味がわからず、その箇所を、何度も読んでみる。

「え?えぇっ…つまり、そーいうことだったの?」としばし呆然。
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面白い、おもしろい驚愕のおすすめミステリー小説『カリスマ』新堂冬樹 (著)  


妻の病を治したい、子供を一流中学に入学させたい…。

人の弱みにつけこむ勧誘方法で、「神の郷」は設立から十年、二千人の教徒を有する宗教法人に成長した。

教祖の神郷宝仙は、金銭欲や性欲などあらゆる欲望の滅失を説く一方、自身は三百五十億の金を教徒から毟り取り、六百人の女性教徒と関係を持つ。

金や情欲に溺れる神郷の過去に何があったのか―。



著者はこれまで、街金融の若い経営者の周囲で起きる猟奇殺人から展開する『血塗られた神話』、闇の金融業を営む主人公の裏社会での抗争をリアルに描いた『無間地獄』と、自らがなりわいとする金融業界に密着した作品を描き続けてきた。

金融の詳細と劇画のようなスピード感あふれる展開を持ち味としてきた著者が新興宗教を題材にした本作では、金融業界の詳細こそなくなったものの、そのスピード感や力強さが失われることはなかった。


宗教にのめり込んだ母のおかげで、家庭でも学校でも孤立していく少年。

優しく美しかった母は鬼のような姿となり、宗教への傾倒は日増しにエスカレートする…。

そんな少年とその両親の行き着く果てを描いた、衝撃的な序章。

「なに?なに?この異常な場面は?」と思いつつも、暴力的にストーリーにのみ込まれていってしまう。

上巻では、宗教団体「神の郷」の実態とそこに引き込まれていく人々の様子が克明につづられていく。

教祖とその側近、サラリーマンとその妻。


小さな事件の積み重ねと、個々のキャラクターを丁寧に描き、下巻でのストーリーを展開させるためのコマをそろえたといったところ。

誇張して描かれる、ある種ステレオタイプの人物像はマンガ的でもある。

だが、それは読み手の想像力をいとも簡単にかきたて、登場人物の姿を明確に想像させる術だとも言えよう。

全ページめくり終えるまで、一息つく間もない。

だが、全ページ制覇したそのとたん、下巻に手が伸びてしまうことは避けられない。



この最初の序章に描かれる女の金切り声を上げる描写に、心底震えると同時にこみ上げてくる笑い。

圧倒的カタルシス。

恐ろしく残酷な描写に絶望と笑いの境界線を神業的技量で描ききる筆者の文体には衝撃を受けた。

自己欺瞞に命をかける登場人物達がすさまじい醜態をこれでもかというほど執拗にさらけ出す。

彼らの行動、言動、思考は、あまりにも惨めであり哀れだ。

しかし恐ろしいことに彼らは完全に僕自身だった。

あまりの醜い描写に何度も目を背けたくなった。

卑怯な自分が世間にさらされる恐怖におののいた。

それでもページは止められない。

彼の文体のポップネスが、僕の体を洗脳する。

多くの人はそのポップネスを下品なだけだと言う一言で片づけてしまうかもしれない。

だがプッチンプリンや松浦あやバリのアイドルのシングルを立て続けに録音したMDをむさぼり聞くカリスマを描くポップネスこそがこの作品を大傑作に仕立て上げている。

もちろんストーリー構成も結末におけるカタルシスと絶望も完璧に用意されています。

無敵!!!!!!
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面白い、おもしろい驚愕のおすすめミステリー小説『イニシエーションラブ』乾くるみ (著)



僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。

やがて僕らは恋に落ちて…。


甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。

「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。


久しぶりにいい本、いい作家さんに出会えました。

読み始めたばかりの時はライトな恋愛小説家と思いましたが、実際には、噛めば噛むほど旨みが広がる素晴らしい小説でした。

ミステリーとしての「仕掛け」の素晴らしさはさることながら、恋愛小説としても楽しめます。


「イニシエーション・ラブ」という言葉の意味についても、なるほどなぁ、そういうことってあるよなぁと感動しきりでした。


「仕掛け」については、少し分かりにくいかもしれません。

もっと分かりやすい衝撃的な言葉があるのかと思っていましたが、最初は意味が分からず、何度か読み返しているうちに、はっとひらめいて、じわじわとそのすごさを味わいました。


読み終わった後、思わずもう一度最初から読み返したくなる、まさにそういう小説でした。

小説というより「作品」に近いかな。



でもいろいろな物議をかもした点で、筆者はあっぱれだと思いました。

映像化は不可能な作品ですね。

そこがまたいいです。

他の作品も読んでみたくなりました。


予備知識なしで読んでこそ、おもしろいミステリー小説です。
 


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